小林薫 の検索結果(10件)
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海辺のリア
舞台、映画にと、役者として半世紀以上のキャリアを積み、俳優養成所を主宰する大スターだった桑畑兆吉。だが、かつてのスターも認知症の疑いがあり、長女夫婦に遺書を書かされた揚げ句、高級老人ホームに送り込まれる。だがある日、兆吉は施設を脱走し…。
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春との旅
北海の寂れた海辺のあばら家で、老漁師・忠男と孫娘・春は二人暮らしを続けていた。しかし、地元の小学校で給食係として働いていた春が、廃校により失職。老いた忠男の世話を頼むべく、疎遠となった姉兄弟を訪ねる旅に出るのだが…。
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映画 深夜食堂
愛人を亡くしたばかりのたまこは、隣の席にいた年下男のはじめと意気投合。年齢差を超えて付き合うようになるが…。一方、めしやのマスターは店で無銭飲食をしたみちるを店で雇うことにし、めしやの常連客たちともなじむが、彼女はある事情を抱えていた…。
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クイール
盲導犬になるため、パピーウォーカーと呼ばれる育ての親に預けられたクイール。1歳の誕生日、訓練センターに送られたクイールは、訓練士・多和田の手を焼かせることもあったが、目の不自由な男性・渡辺と出会い、彼のよきパートナーとなっていく。
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黒い家
金沢にある昭和生命北陸支社に勤務する若槻慎二はある日、中年女性から「自殺でも保険金は下りるのか」との電話を受ける。翌日、菰田重徳という契約者からの呼び出しを受け家に赴いた彼は、そこで重徳の継子・和也の首吊り死体を発見する。
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カーネーション
大正2年、大阪・岸和田の呉服屋に生まれた糸子は「女にしかできないことを見つけて自由に生きたい」と裁縫の道へ進む。20歳で洋装店を開業し、22歳で結婚。順風満帆な生活だったが3人目の子を身ごもった時、夫が戦死し一変。シングルマザーとなる。
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十八歳、海へ
5年間も浪人暮らしを送っている虚無的な英介は同じ予備校に通う18歳の少女・佳に呼び止められる。彼女は2浪中の恋人・桑田と海で行った“心中ごっこ”の楽しさを話し出す。彼女たちは、英介が暴走族と行った変わった決闘に影響を受けていたのだった…。
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それから
明治42年。長井代助は高等遊民を自認しているが、30歳を迎え、日々親族からは身を固めるように促されていた。そんなある日、親友の平岡常次郎からの便りが届く。