仲代達矢 の検索結果(21件)
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人間の條件 第4部 戦雲篇
日増しに切迫していく戦況で、梶の部隊も国境近くの陣地で待機をすることに。そこへ昇進した友人・影山が赴任してくる。影山は梶を上等兵にし、初年兵の教育を担当させる。しかし、それが古兵の妬みを買うことになり、梶は何かと痛めつけられてしまう。
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人間の條件 第3部 望郷篇
工人が逃亡した責任を押しつけられた梶は、憲兵隊の拷問を受け、さらに臨時召集される。連日酷寒の中で厳しい訓練が続き、兵舎では古参兵のしごきが待っていた。そんなある日、美千子が遠路はるばる訪ねてきた。梶と美千子は束の間、愛を確かめあう。
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人間の條件 第6部 曠野の彷徨
梶は20人近い敗残兵を率いて斥候を行っていた。そこでソ連軍の討伐隊と遭遇。梶は何とか逃れるが、丹下は単独で投降する。その後、一隊は老人と女性だけの避難民の集落に着いた。梶は「日本人よりソ連兵の方がましだ」とののしられ、言葉を失う。
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人間の條件 第5部 死の脱出
ソ連軍の猛攻撃を迎え撃った舞台は、梶たち3人を残して全滅した。ひたすら密林の中を彷徨うなか、彼らは避難民を連れた敗残兵の一団と遭遇する。梶の指示に従い同行することになるが、強行軍と飢えによって体力を奪われ、1人また1人と脱落していく。
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遠き落日
貧しい農家に生まれ、左手に大火傷を負った少年・野口清作は、アメリカへ渡り世界的な細菌学の権威・野口英世となった。ある日、英世のもとに無学で字が書けないはずの母・シカから手紙が届く。15年ぶりに帰国した英世は、シカと再会するが…。
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椿三十郎
森の中の社殿で、9人の若侍たちが密談していた。次席家老の汚職を城代家老・睦田に告げるも相手にされず、ただし大目付・菊井の賛同を得られたらしい。しかし、突如現れた浪人が「菊井こそが黒幕だ」と言う。案の定、菊井の手勢が社殿を取り囲み…。
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切腹
井伊家の上屋敷に津雲半四郎という浪人が現れ、「切腹のためにお庭を拝借したい」と申し出る。家老・斎藤勘解由はこれを受けた上で、春先に同じ用件でやってきた千々岩求女という者の話をする。すると半四郎は、その求女は自分の娘婿であると告げる。
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北の螢
明治16年、北海道開拓の道路建設のため、全国から囚人たちが集められる。石狩平野の樺戸集治監では「鬼の典獄」と言われた月潟が采配を振るっていた。そこへ、ゆうという女が現れる。月潟は国の役人の視察の際に賄賂を送り、ゆうを慰みに遣わせる。