団鬼六

団鬼六 縄と肌

好いた男と所帯を持つため渡世（ばくち）の世界から引退することにした“緋桜のお駒”。引退記念の花会の席でイカサマによる逆恨みで亭主になるはずだった男は殺されてしまう。イカサマを働いた石岡組に拉致されたお駒は折檻部屋で恥ずかしい責めを受ける。

団鬼六 白衣縄地獄

医師・佐山との結婚を控える看護師の敏子は、退院した患者の光枝から、お世話になったお礼に家へ招待された。応答のない家から漏れるうめき声を聞いた敏子が家に入ると、そこには緊縛された光枝の姿があった。すると突然、敏子は背後から何者かに襲われ …。

団鬼六 花嫁人形

少女・理恵は金で売られて金持ちである曽根崎の妾となったが、花嫁衣装のままSMの調教を受けていた。そんな理恵に一目惚れした青年・江口は、曽根崎の家で責めたてられている理恵を助けるべく、妻の典子を誘拐し犯した末、理恵との交換を申し出る。

団鬼六 薔薇の肉体

バーのママとして常連客たちから慕われている律子。だが裏では刑務所に入れられた夫の落とし前を暴力団に迫られ、ラブホテルでいかがわしいショーを客に見せて金を稼いでいた。そんな彼女には鈴の音を聴くと異常に興奮してしまうという奇妙な性癖があった。

団鬼六 人妻なぶり

秋山志津子は、専務の職にある戸田良一との結婚を待つばかり。甘い生活を夢見ていた。そんな志津子を慕う同僚の小泉はSM愛好家の野上の誘いに乗って志津子を誘拐調教してしまう計画を立て、遂に実行する。志津子の奴隷としての調教が始まるのだった。