実録 竹中正久の生涯 荒らぶる獅子

実録 竹中正久の生涯 荒らぶる獅子 前篇

代紋や盃に縛られることを嫌う竹中正久は、極道激戦区・姫路において、弟の英男、正、武らと一統を形成し、愚連隊のような生活を送っていた。喧嘩では無敵を誇り、極道さえ恐れる彼の名は各地に広まっていく。そんなある日、正久の人生にある転機が訪れる。

実録 竹中正久の生涯 荒らぶる獅子 後篇

山健組組長・山倉健三の若頭就任に伴い、竹中組組長・竹中正久は若頭補佐に任命された。その後、数々の激しい抗争を闘い抜いた竹中正久は、山賀組内において頑固たる地位を築き上げていくが、主要人の死により巨大な権力闘争に巻き込まれていく。

実録 竹中正久の生涯 荒らぶる獅子 外伝

昭和61年1月。四代目山賀組組長・竹中正久が、正和会が放ったヒットマンの凶弾に倒れた。数日後、正和会への復讐を警戒され、正久の実弟で二代目竹中組組長・竹中武が別件逮捕される。そんななかで武の脳裏に浮かぶのは、兄・正久の壮絶な生涯だった。