鈴木保奈美 の検索結果(6件)
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わたしをみつけて
准看護師・山本弥生は仕事では評価されているが、勤務後は自分の殻に閉じこもる毎日。生後間もなく親に捨てられた過去のせいだった。ある日、手術後の患者が亡くなり、看護師長・藤堂は院長の誤診を疑う。院長は弥生にミスの隠蔽に協力させようとするが…。
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わろてんか
明治後期。京都の老舗薬種問屋の長女・藤岡てんは笑い上戸だったが、ある時父から笑うのを禁止されてしまう。窮屈に過ごす中、笑いをこよなく愛する旅芸人の藤吉と出会い、笑いこそが自分の人生の希望だと確信。2人は駆け落ち同然に大阪へ向かい…。
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ファンシイダンス
人生気ままに過ごしていた大学生の塩野陽平は、実家の寺の住職になるため、禅寺で坊主の修行をする羽目に。古参の僧たちに怒鳴られ蹴られ、寝ても覚めても座禅と作法。やがて、陽平の頭の中には、都会に残してきた恋人・真朱の姿がちらつき始め…。
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嫌な女
弁護士の徹子は、同い年の親戚であったことから詐欺師・夏子の依頼で働く羽目に。夏子の仕掛けはいつも中途半端でトラブルばかりを起こし、その尻拭いは徹子の役目。ふたりは20年にわたる腐れ縁を続け、やがて互いになくてはならない“戦友”になっていく。
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いちげんさん
1989年、京都の大学で日本文学を学ぶ「僕」は、町でガイジン扱いされるのにうんざりしていた。彼は盲目の女性・京子のために対面朗読の仕事を引き受け、2人の関係は深まってゆく。やがて彼の顔に触れる京子の指が愛撫に変わり、2人は結ばれるが…。
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足尾から来た女
足尾銅山の鉱毒に苦しむ谷中村の新田サチは、田中正造から東京の支援者・福田英子を紹介される。さらに、警察官僚・日下部から福田家の情報を流すように指示される。英子と元教育者の母、年下の愛人などが集まる福田家で、サチは家政婦として働き始める。