笠智衆 の検索結果(27件)
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陸軍
慶応2年。九州・小倉の商家に逃げてきた手負いの武士が亭主の友助に「大日本史」を託す。以来日本陸軍興隆の一翼を担ってきた一族。友助の息子・友之丞、その息子・友彦も軍人として一時代を過ごし、やがて友彦の息子・伸太郎も大東亜戦争への出征が決まる。
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ひかりごけ
1943年、太平洋戦争最中の北海道・知床半島沖合で、4人の漁師を乗せた船が消息を絶つ。3カ月後に船長が生還、村は歓喜の渦に包まれるが、その後沖に人骨と衣服の収められたりんご箱が漂着。船長が力尽きた船員の肉を食べて生き延びた事実が明らかになる。
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麦秋
北鎌倉に暮らす間宮家は、周吉と妻の志げ、長男・康一夫婦とその子供2人、そして長女・紀子の大所帯。ある時、紀子の上司である佐竹が、まだ独身の彼女に縁談を持ちかける。周吉夫婦も康一夫婦も乗り気になり、紀子もまんざらではない様子なのだが…。
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晩春
妻を早くに亡くした曽宮周吉は、大学教授をしながら娘・紀子と2人で暮らしている。紀子は27歳になるが、身体を害したこともあり、父を置いてよそへ嫁ごうとはしなかった。周吉と彼の実妹・田口まさは、結婚を渋る紀子の相手を何とか見つけようとするが…。
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花咲く港
南九州の小さな島。ここに造船所を造ろうとして島民に尊敬された男の遺児を名乗る2人の兄弟がやってきた。彼らの正体は島民から金を巻きあげようと目論むペテン師だったが、人々があまりにも善良なため面食らってしまう。そんな折、太平洋戦争が勃発し…。
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ドラマスペシャル 冬構え
妻に先立たれた老人・圭作は、全財産を現金化し東北地方へ旅に出る。だがそれは、周囲に迷惑をかけまいとする圭作の、死に場所探しの旅だった。道中出会った若いカップルに大量の現金を渡し、海に身を投げようとするが、死にきれぬ圭作は情けなさに慟哭する。
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土曜ドラマ 遠い接近
昭和17年、印刷色版画工・山尾に召集令状が届く。入隊後は古参兵にいじめられ、朝鮮の前線部隊へ配属。復員すると家族は広島の原爆で亡くなっていた。山尾はふとしたことから自分の召集のカラクリを知り、憎悪と恨みを募らせ殺人計画を立てる。
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ドラマ ながらえば
息子の転勤に伴い名古屋から富山に移住することになった隆吉は、病床で同行できない妻に別れの挨拶ができなかったことが心残り。富山に引っ越した翌日に、名古屋に行くと言い出し、家を飛び出してしまう。だがその後、隆吉は所持金不足で電車を降ろされる。