岡田時彦、川崎弘子、 飯田蝶子、 伊達里子、月田一郎 の検索結果(10件)
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朗かに歩め
“ナイフの謙”の異名を誇るヤクザ・謙二は街で見かけたやす江に好意を抱く。後日謙二の車にやす江の妹が轢かれそうになったことから2人は知りあい、謙二は彼女のために堅気の道を歩もうと決意するが、ヤクザの仲間から“大きな仕事”を持ちかけられて…。
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一人息子
早くに夫を亡くしたつねは田畑を売り払い、必死で息子・良助を育てていた。優秀な成績を誇る息子のため、進学の資金まで捻出。13年後、東京で出世しているはずの良助は、夜学の教師となっており、生活は苦しかった。初めてそれを知ったつねはがく然とする。
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長屋紳士録
終戦直後の東京下町。夫と子供を失い、ひとり荒物屋を営むおたねのもとに、占い師の田代が戦争孤児らしき少年を連れてくる。見知らぬ少年を家に泊めたおたねは、そのままずるずると彼を預かることになるが、共に暮らす煩わしさは次第に愛情へと変化していく。
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出来ごころ
日雇い労働者として働きながら、息子と2人で暮らしている喜八。ある日同僚の次郎と共に演芸場に出掛けた彼は、仕事をクビになり途方に暮れる女性・春江と出会う。彼女に惚れた喜八は行きつけの食堂に口ききをしてやるが、春江は次郎に興味を持っていた。
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東京の合唱
妻子持ちのサラリーマン・岡島伸二は、同僚が不当な理由から解雇されたことを知って社長に抗議した。このせいで伸二まで会社をクビになってしまう。不況の世の中で再就職先は見つからず、かつての恩師・大村先生が営む食堂を手伝うことになるのだが…。
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淑女と髭
剣道の達人でひげ面の岡島は、友人・行本の妹の誕生パーティに招待される。行本家までの道中、不良のモガたちに絡まれている和装の女性・広子を助けた彼は、その後就職活動に失敗した際に偶然彼女と再会。広子からひげを剃ることを勧められる。
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その夜の妻
病床の娘・みち子の治療費を工面するために強盗を働いた周二。金を盗んだ後、警官隊の追跡から逃れてタクシーで自宅へと向かった彼は、妻・まゆみに奪った金を渡し、娘の病気が治った暁には自首をすると誓う。だがその時、予期せぬ人物が家を訪ねてくる。
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歓呼の町
戦局が悪化するなか、次々と人々が疎開でいなくなっていく東京のとある下町。長年続いている商売を何とか続けようと風呂屋や印刷屋の家族が町に残るなか、きよも息子の慎吾と共に失踪した夫の帰りを待ち続けていた。そんなある日、きよの夫が帰ってきて…。