原節子、司葉子、岡田茉莉子、佐田啓二、佐分利信 の検索結果(40件)
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わが青春に悔なし
満州事変を機に軍国主義が一段と強まる中、京都帝国大学教授の娘・幸枝は、反戦運動に没頭しているかつての学友・野毛を訪ねた。共に自由主義者だった2人は共鳴し合い同棲生活を始めるが、野毛は国際スパイの汚名を着せられ検挙されてしまう。
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誘惑
代議士・隆吉は恩師の墓参りに出掛けた際、遺児となった孝子と出会い援助を申し出る。晴れて家庭教師の名目で隆吉の家に住むことになった孝子だったが、隆吉の妻・時枝は胸の病で療養所におり、家族と共に見舞いに現れた孝子の姿に激しく嫉妬する。
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用心棒
二人の親分が対立する宿場町に、浪人者が現れた。一方の親分・清兵衛に自分を用心棒として雇うよう持ち掛け、敵方・丑寅の子分を瞬時に切り捨ててみせる。だが、清兵衛の謀略を知った浪人は用心棒を辞退。そんな折、丑寅の弟が短銃を携えて帰ってくる。
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喜びも悲しみも幾歳月
昭和7年。新婚の灯台守・有沢四郎と妻・きよ子は、東京湾の観音崎燈台に赴任する。その後、北海道の石狩燈台、五島列島の女島燈台と転任を重ねる間に、子供が生まれ、夫婦げんかをし、同じ灯台守と親交を深める。昭和16年、灯台守たちにも戦争の影が差し…。
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甦える大地
江戸時代の治水工事失敗から数百年後、茨城県知事・岩下三雄を中心に鹿島開発の気運が盛り上がる。開発職員・植松一也は、建設省の辣腕家・野田鋭介を動かして鹿島開発をスタートさせた。しかし、農漁民の土地への執着は工事を進める上で大きな壁となり…。
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新釈 四谷怪談
気の弱い浪人・民門伊右衛門は、妻・お岩と共に貧しい暮らしをしていた。ある時、彼は牢上がりの悪党・直助にそそのかされ、お岩の毒殺に加担してしまう。良心の呵責に苦しむ伊右衛門。やがて彼は、少しずつ常軌を逸した行動を取るようになっていく。
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風前の灯
郊外の一軒家に強盗に入ろうと狙っている愚連隊一味。そんなこととは露知らず、一軒家の中では欲の皮の突っ張った人々が互いにいがみあいながら暮らしていた。この家の主・佐藤てつはコツコツと小金を貯め込んでおり、その金に息子夫婦が目をつけて…。
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不死鳥
戦争未亡人の小夜子は、ふと夫・真一と過ごした日々を回想する。自分たちほど愛しあった者はいないと。学生時代に出会った小夜子と真一は、父に反発されながらも愛を深めていた。真一が召集されてもそれは変わらず、一時帰国した彼と夫婦生活を送り始める。