井川比佐志 の検索結果(6件)
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夢
屋敷の門前で、日照り雨に見舞われた幼い私。こんな日には狐の嫁入りがあり、それを見たら恐ろしいことになると母に忠告されるが、それでも森へ行くと、霧の中から花嫁行列が現れる。木陰で覗き見る私に対し、行列は気づいた素振りを見せ…(「日照り雨」)。
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まあだだよ
昭和18年。先生は文筆活動に専念するために大学を辞めた。だが、先生の人柄を慕う門下生たちは、足繁く先生の元を訪ねる。昭和21年。先生の健康長寿を祝う第1回・摩阿陀会が開かれる。やがて月日は流れ、17回目の摩阿陀会が開かれようとしていた。
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八月の狂詩曲
長崎から少し離れた山村に住む老婆・鉦の下に1通のエアメールが届く。それは鉦の兄でハワイ在住の大富豪・錫二郎の息子・クラークからで、不治の病に冒された錫二郎が、鉦に会いたいという。大金持ちの親せきに興奮した息子と娘はハワイに飛んで行くが…。
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戦争と青春
高校の課題で家族の戦争体験を聞くことになったゆかり。父・勇太に問うも口を開こうとしなった。そんなある日、ゆかりの伯母・咲子が子供を救おうとして交通事故に遭う。咲子には空襲で生き別れになった娘がいた。勇太は娘に、咲子の過去を語り始める。
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男はつらいよ 望郷篇
TVドラマ版でさくらを演じた長山藍子をマドンナに迎え、山田洋次監督が復帰した第5弾。長山と倍賞千恵子という新旧さくらの共演がファンにはこたえられないプレゼント。
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阿弥陀堂だより
売れない小説家の孝夫は、パニック障害を患った妻の美智子を連れて、故郷の信州に移り住む。かつて大学病院の医師だった美智子は、無医村であるその村に診療所を開設。死者を祀る阿弥陀堂に暮らす「おうめ婆さん」始め、村の人々を診察するようになる。