新世紀、パリ・オペラ座
世界最高峰のオペラ、バレエ団を誇る総合芸術の殿堂パリ・オペラ座。2016年、振付師バンジャマン・ミルピエがバレエ団芸術監督を辞任し、新たに元エトワールのオレリー・デュポンが就任。オペラ座史上最大規模の新作オペラ『モーゼとアロン』の 1 年間にわたるリハーサル、公演初日直前の主要キャストの突然の降板劇に昇給を要請する職員のストライキと次々に難題が起こり、オペラ座総裁ステファン・リスナーは奔走。そんな中オーディションで将来性を見出されたロシア出身の青年が、新たなスターとなるべく光のあたる舞台へと突き進んでいく。350 年以上もの歴史の中で伝統と格式を重んじながらも、常に新しいパフォーマンスを模索し続ける芸術の巨塔の姿をカメラが追う。