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3.5
富山の刑務所で指導技官を務める倉島に亡き妻から手紙が届く。「故郷の海に遺骨を散骨してほしい」と書かれた妻の遺志に応えるため、倉島はひとりキャンピングカーで妻の故郷の長崎を目指す。旅の道すがら倉島はさまざまな人と出会い、心を癒やしていく。
天城越え
天城山殺人事件を30年もの間追い続けた老刑事・田島は、静岡で印刷屋を営む小野寺の下を訪れる。いまだ事件を追い続ける田島に衝撃を受けた小野寺は、14歳の頃に一人で天城越えの旅に出た時のことを思い浮かべる。だが、すでに時効は過ぎていた…。
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