或る終焉
3.5
看護師として終末期患者に寄り添うデヴィッド。息子の死を境に妻と娘とは疎遠となり、孤独なひとり暮らしを送る彼にとって、患者との親密さは重要だった。そんなある日、末期ガンのマーサに安楽死の幇助を頼まれ、デヴィッドは苦悩の末に壮絶な決断を下す…。
アレクサンドリア
ローマ帝国崩壊寸前の4世紀末。自由な学問の場だったエジプトの首都アレクサンドリアに、国教となったキリスト教の不寛容な教えが広まってきた。そんな中、女性天文学者ヒュパティアはキリスト教の天動説に疑問を感じ、地動説肯定に全力を注ぐのだが…。
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