田村高廣 の検索結果(8件)
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ハチ公物語
昭和初期。秋田の田舎町で生を受けた1匹の子犬が、東京の大学教授・上野秀次郎の家庭に贈られることに。「ハチ」と名付けられたその子犬は愛情を注がれながら成長し、いつしか秀次郎を渋谷駅まで送り迎えすることが日課となっていたが…。
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助け人走る
元大盗賊の清兵衛は、現在は大工を営みつつ助け屋稼業を開いていた。助け人は依頼があればどんな仕事も請け負う何でも屋。そこで働く文十郎と平内はその腕っぷしの強さを生かし、表では解決できない仕事を“闇の助け人”として解決していく。
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眠る男
山間の温泉街・一筋町。ここには事故の後遺症で眠り続ける男がいた。彼の面倒を見る老夫婦の家には、毎日知的障害のある青年が見舞いに訪れる。町にはさまざまな境遇の人間が暮らしており、互いに影響しあいながら移ろう季節の中で少しずつ変化をとげていく。
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泥の河
昭和31年。大阪安治川河口付近にある食堂の息子・信雄は少年・喜一に出会う。喜一は、対岸に繋がれているみすぼらしい舟に住んでいた。ある夜、信雄は喜一の家に誘われ、蟹の巣に火をつけて遊んでいる時、ふと衝撃の光景を目の当たりにする。
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遠き落日
貧しい農家に生まれ、左手に大火傷を負った少年・野口清作は、アメリカへ渡り世界的な細菌学の権威・野口英世となった。ある日、英世のもとに無学で字が書けないはずの母・シカから手紙が届く。15年ぶりに帰国した英世は、シカと再会するが…。
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五瓣の椿
天保5年正月の夜半。むさし屋喜兵衛の寮が不審火で燃え、焼け跡から3人の焼死体が出た。そして、その年の晩秋。江戸の町では悪名高い男たちの怪死事件が相次ぐ。捜査に当たる八丁堀の与力・青木は、やがて下手人である謎の美女の意外な正体を掴む。
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阿弥陀堂だより
売れない小説家の孝夫は、パニック障害を患った妻の美智子を連れて、故郷の信州に移り住む。かつて大学病院の医師だった美智子は、無医村であるその村に診療所を開設。死者を祀る阿弥陀堂に暮らす「おうめ婆さん」始め、村の人々を診察するようになる。
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愛の亡霊
人力車夫の儀三郎の妻・せきは、若い農夫の豊次と関係を持ったことから儀三郎の存在が邪魔になり、共謀して儀三郎を殺害。死体を井戸に投げ捨ててしまう。そんなふたりの前に、やがて儀三郎の亡霊が現れるようになり、夜な夜な彼らを苦しめていくのだった…。