吉川満子 の検索結果(5件)
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一人息子
早くに夫を亡くしたつねは田畑を売り払い、必死で息子・良助を育てていた。優秀な成績を誇る息子のため、進学の資金まで捻出。13年後、東京で出世しているはずの良助は、夜学の教師となっており、生活は苦しかった。初めてそれを知ったつねはがく然とする。
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母を恋はずや
夫の急死後、女手ひとつで2人の息子を育てあげた千恵子。だが長男の貞夫は大学本科への入学手続きの際、千恵子が本当の母ではないことを知ってしまう。やがて千恵子が弟にばかり打ち解けていると感じた貞夫は、家を出て横浜のチャブ屋で暮らし始める。
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長屋紳士録
終戦直後の東京下町。夫と子供を失い、ひとり荒物屋を営むおたねのもとに、占い師の田代が戦争孤児らしき少年を連れてくる。見知らぬ少年を家に泊めたおたねは、そのままずるずると彼を預かることになるが、共に暮らす煩わしさは次第に愛情へと変化していく。
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戸田家の兄妹
母親の還暦祝いに集まった戸田家の5人兄妹。だがその日のうちに突如父親が死亡、多額の借金と共に残された家族は家財道具を手放すことになる。母親と独身の三女は長男や長女の家を転々とするが、どこも居心地が悪い。結局別荘地で暮らすことになるが…。
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大人の見る絵本 生れてはみたけれど(サイレント)
小津監督のサイレント期を代表する作品。子供たちの生活をユーモアたっぷりに描き、対照的な当時の深刻な社会不況と肩書きに翻弄されるサラリーマン社会の悲哀を描出する。