上原謙、原保美、山鳩くるみ、細川俊夫、葛城文子 の検索結果(9件)
-
わが恋せし乙女
ある農村の牧場で仲むつまじく育てられた兄・甚吾と妹・美子。しかし、美子は捨て子であり、いつしか甚吾は彼女に妹以上の想いを寄せるようになっていた。だが、彼が戦争から帰って来た時、美子にはすでに相思相愛の相手がいた。甚吾はそのことを知り…。
-
新釈 四谷怪談
気の弱い浪人・民門伊右衛門は、妻・お岩と共に貧しい暮らしをしていた。ある時、彼は牢上がりの悪党・直助にそそのかされ、お岩の毒殺に加担してしまう。良心の呵責に苦しむ伊右衛門。やがて彼は、少しずつ常軌を逸した行動を取るようになっていく。
-
花咲く港
南九州の小さな島。ここに造船所を造ろうとして島民に尊敬された男の遺児を名乗る2人の兄弟がやってきた。彼らの正体は島民から金を巻きあげようと目論むペテン師だったが、人々があまりにも善良なため面食らってしまう。そんな折、太平洋戦争が勃発し…。
-
日本の悲劇
熱海の旅館で女中として働く春子。戦争で夫を亡くし、戦後の貧困のなかで生活のために売春したこともある。そんな彼女にとって2人の子供の成長だけが生きがいだった。しかし子供たちは、酔態をさらす母の姿を見て育ったために冷たい態度を取り続けていた。
-
戸田家の兄妹
母親の還暦祝いに集まった戸田家の5人兄妹。だがその日のうちに突如父親が死亡、多額の借金と共に残された家族は家財道具を手放すことになる。母親と独身の三女は長男や長女の家を転々とするが、どこも居心地が悪い。結局別荘地で暮らすことになるが…。
-
時をかける少女
女子高生の和子は、理科の実験室にあった白い液体の匂いを嗅いだ途端、意識を失って倒れてしまう。それ以来、時間の感覚が狂ったように感じる体験をした彼女は、クラスメートの吾朗に相談するが、一時的な超能力だとなだめられて…。
-
結婚
松川文江と菅原積は相思相愛ながらも経済状況が原因で結婚できずにいた。終戦と共に失業した文江の父は、その一徹な性格が災いして未だ就職できず、積にもまた文江一家の面倒を見られるほどの余裕はない。そんな時、積の姉から積に良縁の話が持ち込まれる。
-
歓呼の町
戦局が悪化するなか、次々と人々が疎開でいなくなっていく東京のとある下町。長年続いている商売を何とか続けようと風呂屋や印刷屋の家族が町に残るなか、きよも息子の慎吾と共に失踪した夫の帰りを待ち続けていた。そんなある日、きよの夫が帰ってきて…。