学校

十五才 学校IV

不登校の中学3年生・大介は、両親には内緒で横浜から屋久島を目指してヒッチハイクの旅に出る。さまざまな出会いを経て屋久島に着いた彼は、一人暮らしの老人・鉄男の家に泊めてもらうことに。しかし、鉄男の具合が悪くなり、大介が面倒を看る羽目になる。

学校

さまざまな職業・年齢の生徒が学ぶ夜間中学校。卒業式を控えたある日、初老の生徒・イノさんの訃報が届く。教師の黒井は、授業を変更してイノさんの思い出を語り合うことを提案。級友たちは、イノさんとの日々を振り返りながら幸福について考えるようになる。

学校II

北海道にある竜別高等養護学校の教師・竜平は、外出から戻ってこない生徒の高志と佑矢を連れ戻すため、あるコンサート会場に車を走らせる。その途中、竜平はいじめで心を閉ざした高志や、感情をコントロールできない佑矢と過ごした日々を思い出し…。

学校III

夫を亡くし女手ひとつで息子を育てる紗和子と、リストラ勧告に憤慨して自ら大手企業を辞職した周吉は、ボイラー技士の資格を取るため職業訓練校に通い始める。紗和子は辛い境遇を生きる仲間たちとの交流を深めていくが、周吉だけは馴染むことができず…。