曇天に笑う
曇天に笑う一覧
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曇天に笑う
急速な欧米化に伴い、政府に不満を持つ人々が増え始めた明治11年。囚人であふれる監獄では脱獄が後を絶たなかった。政府は滋賀県琵琶湖に重犯罪者専用の獄門処を設ける。その監獄への橋渡し人を曇神社の三兄弟・天火、空丸、宙太郎が請け負うことになり…。
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曇天に笑う<外伝> 〜決別、犲の誓い〜
300年に1度蘇る魔物・大蛇復活の11年前。曇家当主・大湖が師範を務める大蛇討伐のための部隊・犲(やまいぬ)には、曇天火と盟友・安倍蒼世らの姿があった。だがある事件をきっかけに、天火は志を同じくした犲たちと道を分かつこととなり…。
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曇天に笑う<外伝> 〜宿命、双頭の風魔〜
かつて天火に金城白子と名づけられた男。大蛇復活を願う風魔一族の頭領であり、双子の弟と共に十代目風魔小次郎として一族を束ねてきた。双子は忌み子とされ、本来は片方が殺される定めだった2人。白子の胸中に、風魔の里で過ごした日々が浮かび上がる。
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曇天に笑う<外伝> 〜桜華、天望の架橋〜
曇家の長男・天火が大津を離れ、次男・空丸と三男・宙太郎が家名を継いでしばらくした頃。空丸と武田楽鳥は鍛錬中に何者かから襲撃をうける。身のこなしや笑い方、そして体に大蛇のものらしき鱗があるなど、まるで天火を想起させる襲撃者に戸惑うが…。